実家のワンコ

実家には(婚家から徒歩5分)、私が結婚したと同時に飼われ出した犬が居る。
名前はヤマト。額にハートマークが付いた中型の雑種で、ちょっと変わった面白い犬だ。

散歩に連れて行けば、道路際の畑に捨ててある人参を咥えて来て、前足で押さえて
器用に食べる(笑)
犬が人参をガリガリ食べるなぞ、珍しいのではないだろうか……。

恒例、春の予防接種の時は。
今年は私が転ぶといけないという事で、主人にリードを引いてもらい、連れて行ったのだが。
リードを付けてからは“わーいわーい　お散歩だ～♪”とばかりに、グイグイ突き進む
ヤマト。
それが、遠くの方で公民館前から犬と飼い主さんが出てくるのを見て、様子一変。
いきなり、足を踏ん張って動かなくなった。しかも、尻尾は巻き巻き(；´∀｀)

それでもなんとか力ずくで引きずって行き、注射をしようとしたら、今度は主人の後ろに隠れようと股下を潜り必死の抵抗。
他の犬は、普通に受けてるのにさ～。余りのビビリぶりに笑ってしまった。
でも、ちゃんと痛いのは覚えてるんだねぇ。

それから、夏のゲリラ豪雨の時は。
私が用事があって車で行ったら、降りたとたんに尻尾振り振り纏わり付いてこようとする。
濡れた毛並みで近寄られちゃ、こっちも堪らないので、足で牽制。
どうも雷が引っ切り無しに鳴るので、心細かったらしいヤマト。
私が家に引っ込んだら、車の下に潜り込んで出て来なくなってしまった┐(´д｀)┌ﾔﾚﾔﾚ
まぁ、轢かれる事はあるまいと、ゆっくり車を動かしたら、今度は一目散に縁の下へ……。

普段は、家の脇の道路を通るだけで、番犬の役目とばかりにワンワン威勢良く吠え立てるのだけど。
(知らない配達屋さんなんか来ると、帰るまで大変ウルサイ。)
ホントは、臆病者なんだろうな…と思うと、改めて「変な犬」と笑ってしまう今日この頃。

まぁ、そんな人間臭いようなワンコが大好きです(*^_^*)