アルスラーン戦記 14巻読了

ここのところ、ずっと本ばかり読んでいて、ゲームもネットも疎遠になってました…。
はい、あれからどっぷりハマってますよアル戦に。荒川版も購入済み。

アル戦の原作は図書館で借りて再読しましたが、流石に最新巻は何時読めるか分からないくらいの順番待ちだったので14巻だけ購入(^_^;)

思えば田中芳樹作品読むのは、20年ぶりくらい？
手元にキチンと揃ってるのは、「夏の魔術」シリーズだけだわ。ふくやまさんの絵が可愛くて、徳間書店のと講談社のと2種類も買ってある…。
ずっと読み返してないけど、気に入ってたんだよね。
今、本棚見たら「創竜伝」も9～13まであって、購入したことすら忘れてたという←

「アップフェルラント物語」も好きだったなぁ。雰囲気ラピュタだった印象…。これも 挿絵ふくやまさんだったっけ。
「風よ万里を～」も一読はして面白かったけど、私の体質は洋物の方が向いてるらしい。
中世騎士ものとか、魔女ものとか大好きだ。

銀英、アル戦、創竜と立て続けに出てた、一番良い時期しか知らなかった私。
久々に新作読むと、こんなんだっけー？って感じでした(；´Д｀)


↓以下、雑多な感想。ネタばれ注意。

アル戦は改めて、1部が神だなぁと。2部で魔物が暗躍するようになると、どうにも読みずらかった。
アルスラーンが王になるまでなら、サクセスストーリーだけど。
その後、転がり落ちるように平和と人命が脅かされる重苦しい展開は、ちょっと読み進めるのが辛かったです。

特にトゥラーン人が不憫で不憫で(´；ω；｀)　故国に帰らせてあげたかったよ。
もう、ブルハーンしか残ってないの？　ヒルメス、ことごとく不幸を呼び込む体質か…。
そして、ジムサは陣営違うから生き残って欲しいなと思ってたのに。14巻の各所でフラグ立てまくってたorz

フラグと言えば。イスファーンが裏切り→死亡フラグを立てた…と思ったのは私だけ？？
「陛下に刃を向けるなどとは、ありえないこと。」
(ﾟдﾟ)！
こ、これは。操られ…からの、陛下ピンチ→ダリューンに斬り捨てられる展開が……。
「不吉なことをいうな!」
ですよね。こんな展開が来ないことを祈ります（；＞＜）

しかし、各巻に必ずダリュアルエピソードぶっこんでくるのは、なんか凄いとしか(爆)
唯一の心のオアシスでした。
2部は、互いにかけがえのない存在になっちゃってる感じがたまらんですな(*´Д｀)

田中作品は、男女の情愛はさらっとしか書かないのに(しかも、明るく元気が良いタイプ、聡明なタイプなどのさっぱりした性格の女子しか出ない)
男同士の親愛は、強固な絆のように書かれてて、よっぽど深い関係に見えるのは何故なの……。