ラジオの思い出

黒田さん、大塚さんの渋声が魅力の『Knock Out VOICE !!』が
ついに最終回だそうだ…。
私はインターネットラジオなんて、聞くようになったのはこの番組が始めてだった。

初め、もっぱら運転中にCDで聞いてた私ですが。
クリアな音質に驚きつつ、妖しい美声と下ネタによろめきつつ(笑)
楽しませて頂いていた。

しかし便利な世の中になったなあ…とつくづく実感する。
データならば、空いた時間に、好きな場所で、高音質で聞ける訳だ。
おまけに、データDVDまで発売してくれるのだから至れり尽せりで有難い。
聞き逃しても安心。

でもまあ、そんなことがあると、何故か聞かなくなる…ような気がする。
実際、私は後半のデータを溜め込んでしまっている。


ラジオと聞くと、青春の思い出が蘇る。私が中高生だった頃。

『魔神英雄伝ワタル』というアニメ作品が発表され。
(私が永く傾倒している事は、以前から通って下さる方はご存知かもしれませんが。)
物語にRPG要素を取り入れて大成功し、後続アニメに多大な影響を及ぼした
だけでなく。
ラジオで永く続編が創られ続け(当時としては画期的)、現在の「アニラジ」という形を普及させた作品でもあると思う。(ファンの贔屓目は大目に見て下さい。)

当時は役者(声優)さんのラジオ番組は僅かだったし、時間も深夜帯だったので。
聞きたければ、カセットテープとタイマー録音。で、偶に失敗して涙。

「ワタル」は流石に、中高生がターゲットだったので、夜９時からの放送だった。
放送15分前には、受信のスタンバイをしなければならず、何時も必死になって最良の音が拾えるようにアンテナの角度を調整する。
それでも、『きゅ～～～るるるる』という雑音は小さく混じる。時には『ザザザーーー』。

トークも連続ラジオドラマも聞き逃せないので、カセットテープに録音。
何しろ本放送の一回しかチャンスは無い。(←ドラマ部分はCD化されてたけど。)
物凄い緊張感を持って、挑んでいたのを覚えている(笑)

その録り溜めたテープは何十本か分からないが、未だ大事に仕舞ってある。
何とかデジタルに変換したいのだが、MDしか思いつかない。
でも、180分テープをMD(80分)にって無茶だし(爆)　→全部で何枚必要なのかorz

今は、データDVDって…「簡単で良いなぁ。」と感心してしまった訳で。
まあ、感心と共に当時の悪戦苦闘ぶりも思い出し、それもまた良かったなと。
そんなお話。

そして、今も昔も変わらず良いのは、役者さん達の美声と共に、温かい人間性に触れられる番組。

ああ、早く『KOV♯50』を聞かねば。