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奥の方には、関係者様から寄せられた色紙が展示され、見入ってしまいました。
Dr.スランプやワタルの脚本の小山高生さん。
スタジオライブ関係で、わたなべひろしさん(やっぱり憂いのある瞳のモモでした)、吉松孝博さん(ワタルと大地)、只野和子さん(可愛いモモ)。
中沢数宣さん(龍神丸と青空に虹)、嬉しい懐かしいa・chi-a・chi、玄田哲章さん。
他にも、鳥山明さん(小助さま力丸さま)、笹川ひろしさん(おだてブタがヤシに登ってる絵w)
藤島康介さん(目付きの鋭い、鳥さんクラマ!)、和月伸宏さん(流石、麗しい暴流愚)、
安彦良和さん(アムロとシャア)、島本和彦さん(古代進と島村ジョー)、須田正巳さん(ケンシロウ。線の描き方と色鉛筆の塗りが綺麗。)
あざの耕平さん、石田敦子さん、いのまたむつみさん、菊地秀行さん、韮沢靖さん、高橋良輔さん、天神英貴さん、ヒロモト森一さん。
芦田さんの原画に加え、更に贅沢な気分に浸れました。
しかし、芦田さんの原画は本当に綺麗です。
線が細い細い(;><)特にミンキーモモの鉛筆の線は凄いです。迷いなく、一本の柔らかなラインで身体や髪が描かれています。
シャーペンの線みたいに細いのですが、こんなに柔らかい線になるかな? すごく尖った鉛筆なんだろうか?
これじゃ、確かにトレスマシーンでセルに線が出ないかも。
私は何枚かワタルや他作品のセル原画を持っていますが、そちらは明らかに鉛筆のラインだと分かるし、もう少し太いラインでくっきり描かれています。
芦田さんの線は独特。セル原画も見たかったな。
アニメ雑誌表紙用のセル画や魔神山編のセル画などワタル2辺り頃までは、凄く強弱の付いた線を描いていますよね。細い線と太い線があるのですが、近くでよ〜く見ると……。
太い部分は、線が多く重なっていて、そのトレス線を裏からブラックで隙間なく塗りつぶしているように見えます。
超ワタルの頃だと、線と線の間の隙間の塗りつぶしが少なく、線が重なっているのが良く分かります。
メリハリのある線に見えて、近くで見ると実はすっごく繊細なラインなんです。ホント感動する。
魔神山編の特典ポスターのキャラ集合絵も凄いですね(図録の12P・ 画集VITAL SIGNSの30P〜)。
手前のワタルから一番奥のオジジまで、何枚のセルが重ねられているんだろう?
手前は線を太く強調してあって奥に行く程細い線になっているので、より一層奥行きが感じられます。これだけの人数が丁寧に細部まで描かれていて、凄いとしか言葉が出ない…。
丁寧だけど、やはり大変だったのか、ワタル1の虎王とワタルが剣を交えているセル画(図録9P・ VITAL SIGNSの22P〜)は、
ワタルのリストバンドに「AAMENDOINA〜 HYAKUOWARE(あぁめんどいなぁ〜 早く終われ)」と模様に見せかけて描いてあるんですよね(;´∀`)
彩色は、カラーインクの使用が主みたいなのですが、印刷より格段に鮮やかです。
VITAL SIGNSの描き下ろしだったワタルと虎王(図録20P)は、肌の色が濃いなぁと思っていたのですが。
原画を見ると、もっと明るい発色のオレンジ色だったので、全然気にならないし綺麗でした。
それにしても、画集の方には“ワタルと虎王の手が同じポーズになってしまったから、並べて使わないで下さいね”とコメントされているのに、会場でも図録でも並べられてますがな(笑)
でも、これは対で良いよね。
初期の頃の塗りは、オレンジ系統の塗りが多いなぁと思いました。あと、ハイライトの入れ方が全然違う、ワタルの髪がクッキリ二色に分かれてない。
ワタル1の頃は、ハイライトはホワイトで点々に入れるのが周囲でも流行ってましたね。
ポスターカラーやアクリルを水で伸ばさないで、ベタッと塗り掠れさせて、紙の質感を感じさせるような手法も芦田さんは結構使ってます。
暴流愚は初めて見たのですが、最近の作品にも見られました。
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芦田さんの表紙絵にビックリしました! こんなお宝が眠っていたとは、忘れてたよorz
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オレンジの配色とホワイトの入れ方がやはり、当時です。
カラーインクの作品は、やはり滲みと配色が何ともいえず美しかった。
「ガリバー」のEDに使われたイラストで、特に妖精のフィービーが葉っぱの上で休んでいるのが好きです。羽根の水色と服の紫と葉の緑が鮮やかで美麗。
フィービーが可愛くて大好きだったなぁ。
岩に腰掛けてるガリバーのイラストも、赤を基調としたガリバーに対して、渋い抹茶色の岩のバランスが良い。
この岩、輪郭線が白く色が乗っていないのですが、マスキングしてから塗ったのかな?
超ワタルの頃のイラストは、蛍光色が多くなった気がします。ヒミコの服やほっぺの蛍光ピンクは印刷じゃ出ませんね。同人誌みたいに6色刷りとかしないと。
原画でしか見られないパステルカラーな色合いが多く、可愛いです。ヒミコの描き分けが「1」の時はリボンが前に垂れる結び、というのを最後まで貫いてますね。
ガラスケース展示の中は、「グラン」の企画のものと「009」と「吸血鬼ハンター"D"」と児童書のお仕事(?)などの展示がありました。
グランのは、新キャラの少年・少女・おじさんの絵もありました。大人の大地達は、カッコ良かった。でもガスの大人バージョンはテレビの時よりガッチリしてたかも。
テレビの時は、にこにこした爽やか青年でしたが、この企画では如何にも武道家な感じ。
他に、芦田さんの記事が載った新聞記事や写真、OUTのバッジ、セルアニメ用のタップ、おそらく絶筆となったワタルを描いていた時の花形小皿と絵筆、メガネなどの愛用品などもありました。
この小皿の下に、何か描かれたコピー用紙が敷かれているのですが、絵が少ししか見えない…気になる(;><)
多分「ワタル1」の線画で、見えるのは地面に落ちている王者の剣(鞘入り)、頬杖を付いて背中を向け寝転ぶクラマ(鳥)、左端にヒミコ(後ろ姿)、右端に虎王(後ろ姿)。
皆、何か中心を見ているだろう絵なのですが、肝心の真ん中が見えないのです。
日付は2011.7とありますから、これまた未完なのか、没絵なのか…。でも、線は凄く綺麗でした。
この用紙の余白に、試し塗りなのか、赤と肌色が点々と。
小皿に出してある色は、赤と黄色と青のカラーインクで、黄色には赤を混ぜて肌色を作り、青にはホワイトの顔料(?)を混ぜてありました。
絶筆のワタルは、顔と腕と冠がそれぞれ塗られ、王者の剣の鞘と握りが赤、ツバの部分が青という配色でした。
最後に、メッセージのポストカードを描いてきました(レストランでささっと)。
久々のボールペン一発描きで、ヘタクソだけど想いは籠っています(ノ´∀`*)
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あぁ、芦田さんの作品を通じて、本当に色々頑張れたなぁ。これからも、受け継がれていくことでしょう。
1の同人誌表紙の絵、初めて見ました!!
かわいい〜!!
回顧展は、昔の絵も凄くきれいでビックリしました。
線に迷いが無いですよね。
イラスト集でもそう感じてたんですが、生原画はより一層、そう感じました。
梅皿の下の絵、私も気になってました。
創世伝記に入る絵だと良いですね。
ご訪問有難うございますv
芦田さんは、昔から同人誌とか普通にファンと交流していて、意外な所にイラストがあるので驚かされます。
本当にファンを大事にしていて、意見を聞いたり、色々アンテナを張って取り入れていく方だったのだろうなぁと思います。
その時代時代で絵柄の変化…いや進化?があって、でもどの絵も魅力がありますよね。腹痛を堪えてでも、見に行く甲斐はありました(笑)
梅皿の下の絵…。この時期に仕事で描いていたとは思い難いのですが、いや最後まで仕事だったのかな?
手塚治虫先生みたいに、描かずにはいられない程の情熱で描かれたものなのか。確かに、創世伝記に収録されたら嬉しいですね。
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特徴、物忘れが激しい上に、のんびり屋。