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オタクな母が、日々の萌えや子育て等綴るブログです。 アニメ・漫画・ゲーム語りから日常の色々まで。 同人、二次創作に理解がある方のみ閲覧して下さいませ。
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何時も通わせて頂いている、Wさんのこちらの記事を拝見して、改めて考えさせられました。

BJとピノコの関係、特にピノコの不思議な魅力は、考え出すと止まらなくなります。
昨年も同じテーマで書いていたのですが、今回はまた違った角度の見方になりそうです。
今まで何回も書いて来たのですが、あの二人の絆は、どの言葉にも当て嵌まらない、
型に収める事が出来ないから面白いのです。
親子? 兄妹? 夫婦? …どれも当て嵌まるし、どれも当て嵌まらない。
どちらも守ったり守られたり、対等でもあって。

そこで、一番、議論の分かれる点『BJとピノコを男女の関係として捉えられるか』という事について、無謀にも一個人の考えを書きたいと思います。
もし、これを読んで「自分と違う意見だ」と思われ、気分を害される恐れがあるならば、
読まなくても結構ですし、「こういう考えもあるよ」とご自分の意見をぶつけて下さるのも構いません。(←支離滅裂な誹謗・中傷はいらないです(^_^;))
皆それぞれに、そのキャラクターが好きだからこその熱い思い入れがある事と思います。
沢山の中の、一つの意見として軽く読み流して頂ければ幸いです。

良く「BJはピノコを恋愛対象としてみられるか?」という質問を公に見かけるのは、
それだけ恋愛事に興味が集まることと、どう捉えて良いのか悩む人が多いからだと思います。
この質問に対する一般論としての答えでは、『否』です。
大体にして、ピノコの想いは「インプリンティング」「エディプスコンプレックス」「想像恋愛」であって、本物の恋では無い。
だから、BJが本気で相手をする訳が無い、という見解です。

しかししかし。何故か、世には『ジャピノ』と呼ばれる、カップリング嗜好もある訳で。
これは、読み手が男性か女性かで、また、年齢や個人の倫理観でもかなり許容範囲が違ってくると考えられます。
バラエティに富んだ意見が多いのは、世代や性別を越え、読み継がれてきた作品ならではでしょうね。
「プラトニックなら」「ピノコが大きく(←身体や人生経験が)なってからなら」「小さかろうが大きかろうが、ピノコの想いは本物だから」等など。
恋愛している二人が見たいという思いにも様々です。

ちなみに、ロリ嗜好の無い主人には『ジャピノ作品』を読ませても(読ませるのかよ…)
理解に苦しむらしいんですが(^_^;)
我ながら、ストライクゾーンの広い私は、割とどんな関係でも感情移入出来ます
(節操なし・苦笑)
男性が書く(描く)作品を拝見すると感じる事は、「二人の肉体関係を期待している男性もいる」という事です(しかもかなり、直接表現)。
女性の作品は、精神面を深く掘り下げるものが多く、その上で肉体関係にまで発展するものもあります。
“心も身体も結ばれる恋愛がしたい”と思うのは、生身の身体を持つ私達の自然な欲求であって、それをキャラにも求めてしまうのかもしれません。

そこで難しいのは、“肝心のピノコの心情は、本当の所、誰にも分からない”事です。
その事をWさんの記事で、改めて認識しました。
確かに、ピノコについては誰も正しく理解出来る訳がないし、ずっと生身で生きてきた私達と同じく考えるのは間違っているかもしれませんね。
自分勝手に都合良く想像しがちです。

ただ、手塚先生は読者に様々な想像を掻き立てるように、考えさせるように、
あの複雑な設定をしたのではないかと思うので、狙い通りだったのではないかな。
原案では、ピノコはもっと大きい少女の姿で描かれていたらしいのですが、
態々小さくして男女の枠や形に嵌らない関係を創り出したように思います。

例え意図せずだとしても、身体と精神のアンバランスさに魅力を感じるセンスがあったように思います。
『メルモちゃん』は子供の精神で大人の身体にもなれる所。
『リボンの騎士』では女性の身体で男の心を持っている所。
『火の鳥2772』については、以前感想を書いたのですが、「ゴトー&オルガ」は
「BJ&ピノコ」に近い関係と思われます。
母の温もりを知らずに育ったゴドーと子育てロボットのオルガ。
オルガはロボットの身体に、母性愛と女としての愛情(嫉妬心も)を芽生えさせて自分の身を嘆く様になってしまうのです。

「誰が見ても、あの二人は男女の関係でしかありえない」という風に創ってしまうと、読者の目が主軸のテーマから外れてしまいます。

『ブラック・ジャック』という作品では、恋愛がテーマでは無いので、ピノコのスタンスは「いじらしくも可愛く、控えめにBJを支える」という点に魅力があると思う訳で。
しかし、そんな控えめな作中の表現の中にも、ピノコの存在、彼女の望み、それらを考えさせられる場面は其処此処に散りばめられている気がするのです。

その中から、ピノコが大好きな私達からすれば、彼女の幸せの在り方を探したくなるというものです。
この際、BJの気持ちはそっちのけで(爆)


…長くなってしまったので、ピノコについて掘り下げた考察は、また日を改めて。

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