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オタクな母が、日々の萌えや子育て等綴るブログです。 アニメ・漫画・ゲーム語りから日常の色々まで。 同人、二次創作に理解がある方のみ閲覧して下さいませ。
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…突然ですが。何故か私は涙もろい人です。
哀しいお話を見聞きすれば、頭が痛くなるまで泣いたりします(←泣き過ぎ)
流石に人前で号泣する訳にはいかないので我慢しますが、嗚咽は抑えられなかったり。

この“泣く”という行為は、精神的には結構さっぱりして好きです。
面白い仕組みだなぁと思います。

そんな私、子供の頃は“他人に共感して泣く”という事は少なかったように思いますが(経験値の足りなさ、でしょうかね)
どうしても、止められない“泣き”がありました。
それは、“嬉し泣き”というやつで…。

思い起こせば、小学3~4年位でしょうか。
学校の近辺の自然公園をぐるりと走る授業がありました。
そのスタート時に、前の友達の足に引っ掛かり、派手に転んで膝の皮がベロッと剥けたんです。
それも、以前怪我をしてようやく瘡蓋になったばかりの場所を。

私は、もちろん痛くて泣いたのですが、先生も気が付かず、自分も休んで良いとは
思わず。
ベソかきながら血塗れの足を引きずりコースを歩いていた訳です。
その原因となった友達も、一緒に歩いてくれましたが、何とも惨めな気持ちでした。
互いに、どうして良いか分からず、助けも求めなかったのが、今思えば幼いと言うか、
要領が悪いというか。

そうしてトボトボ歩いていると、途中でおばさんに出会いました。(生徒が走るのを見守る係だったようです)
その人は私を見るなり、「あらあら、痛かったわねぇ」と自分のハンカチを巻いてくれたのです。
それが嬉しくて嬉しくて、何だか抑えられない位に感情が高ぶり、堰を切ったように
激しく泣きました。

結局そのまま、完走(?)し、ようやく保健室に行けた訳ですが。
周囲に心配されればされる程、泣いてしまうという……。自分でも「どうなってるの?」と思う位、涙が止まらないのです。
クラスの友達が「よっぽど痛かったんだね。可哀想に。」と言うのを聞きながら、
嬉しい気持ちを、上手く言葉に出来ず泣いてる私でした。

数日後、ハンカチを洗って返して「ありがとう」が言いたくて仕方なかったのですが。
人見知りが激しく、内気だったのもあって、結局返すことが出来ませんでした。
給食室で働いている人らしい事は分かっていたのに。
ガーゼハンカチに、“ばらぐみ ○○ ○○○”とマジックで書いてあり、
「保育所の子の物なんだなぁ」と余計に返さなければいけない気持ちにもなったのに。

でも、引出しに仕舞ったハンカチを見る度に、温かい気持ちを思い出すのです。
孤独だったり、辛かったりした時、少しでも他人に気持ちを汲んで貰えると、
物凄く嬉しいものなんだなぁ、と理解できる体験でした。

自分も、苦しんでいる人がいたら、温かい言葉や気持ちを与えられるような人間になりたいです。

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桜 雪乃
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程々にオタク。ほんの一時期同人活動をしていましたが、最近は、もっぱら子育てに追われ、ネットで萌えを追う日々。
特徴、物忘れが激しい上に、のんびり屋。
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